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邦画『白河夜船』

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寺子（安藤サクラ）は働くこともなく、毎日自宅で不倫相手の岩永（井浦新）からの電話をただひたすら待ち続けていた。

交通事故に遭って以来岩永の妻は植物状態のままで、彼と寺子の関係は変わることなく静かに継続していた。

だが、寺子はなぜか大学時代のルームメートであり、親友だったしおり（谷村美月）の死を岩永には告げられずにいた。

シネマトゥデイより

評価：

吉本ばななの作品を映画化。ちなみに原作は読んだことがありません。

吉本ばななの作品の世界観を出したいということなのでしょうが、まるでハンディカムを使用して撮っているようなカメラワークです。

とてもナチュラルな演技をしていると感じさせる一方、予算が全然かかっていない映画だなとも感じます。。

主人公の女優さんはあまり観たことがなく、とりわけ美人というわけでもないので、誰なんだろうと途中、調べてみました。

安藤サクラという方で、奥田瑛二の娘だったんですね。演技がうまいとも思いませんが、不思議な存在感があります。

全編を通して、不倫のやりとりが描かれます。

そのやりとりがとてもリアルで、実際の不倫はこんな感じなんだなと思わせる。どちらかというとドキュメンタリーに近いタッチでです。

話は唐突に終わります。

文学作品というものは、やはり文字で読んでこそ、その世界観をうまく表現出来るものなのかもしれないなあ…。と思いいたった次第です。

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