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洋画『ワイルド・スピード SKY MISSION』

前作においてオーウェン・ショウ率いる国際犯罪組織を、仲間たちと打倒することに成功し、レティを取り戻すことに成功したドミニクであったが彼女の記憶喪失は戻らず、レティとの関係に苦悩する。

また、息子のジャックの送迎を慣れない車で行うという平和な日々を送るブライアンであったが、かつての刺激を恋しく思う言動を妻のミアに打ち明ける。

ミアは2人目の子供を身ごもっているが、ブライアンをより束縛してしまうのではないかと妊娠の件を打ち明けられていないことをドミニクに吐露する。

一方、ホブス、エレナが勤めるDSS本部のホブスの部屋に見知らぬ男が彼のPCをハッキングしていた。男の名前はデッカード・ショウ、元イギリス特殊部隊員で秘密諜報機関にも在籍していた男であり、オーウェンの兄でもあった。デッカードは弟の復讐のためホブスの端末からドミニク一味のメンバーを探知、手始めにホブスに手傷を負わせ去っていく。そして東京に移り住んでいたドミニク一味であるハンを事故に見せかけて殺害し、更にドミニクの自宅に爆弾を送り届け、木端微塵にした。

入院しているホブスから情報を手に入れたドミニクは仲間の命を狙うデッカードを打倒することを決意。その前に東京へ飛んでハンの遺品を受け取り、アメリカで葬儀を行う。そこで葬儀の最中に現れたデッカードを追い、一触即発となるが直後に現れた特殊部隊によりデッカードは逃走。

特殊部隊はミスター・ノーバディと名乗る男が率いるアメリカ政府に属する秘密組織であり、ドミニクに対してジャカンディという男が率いる民間軍事組織によって捕えられたラムジーというハッカーの奪回を依頼する

。ラムジーが開発した『ゴッド・アイ』という監視プログラムは世界中のあらゆる情報機器よりデータを入手することでどんな人物が世界中のどこにいようとわずかな時間で発見することができる代物であり、ノーバディの提案はラムジーと『ゴッド・アイ』の奪還に成功したらそれを利用してのデッカード打倒に協力する、というものであった。

ドミニクは了承し、ファミリー全員と未だ記憶が戻らないレティと共にアゼルバイジャン山中で移動していたジャカンディらの車両部隊へ空からの急襲をかける…

Wikipediaより

評価：

この作品について知っていたことは、出演していた役者さんが不慮の事故で亡くなってしまい、最後の演技も素晴らしかったということ。いつか観てみたいと思っていました。

この映画はシリーズ物で7作目にあたるそうです。このシリーズを観るのは本作が初めてでしたが、あまりつながりを気にすることなく、楽しく観る事が出来ました。

ジャンルはカーアクションでストーリーはありがちというえばありがち。しかしながら、アクションの演出がかなりぶっとんでいて、度肝をぬきます。

最初のハイライトが、空から敵地の侵入を試みるため、飛行機から車をどんどんと地上に落としていくシーン。

車を落下させ、パラシュートで着地を試みるのですが、「そこまでやるか！」という迫力のある展開です。あれは、CGなのでしょうか？それとも本当に空から車を落としたのでしょうか？気になるところです。

他、アブダビの大富豪のパーティーに潜入し、車に搭載されたパーツを強奪するシーンも見ごたえあり。高層ビルの最上階から隣のビルへ、車を使って飛び移るというド派手の展開をします。

随所にスリルとサスペンス溢れるシーンが盛り込まれ、飽きることなく最後まで観ることが出来るでしょう。ストーリーを追うよりも、アクションシーンを楽しむ感じです。

そして、ラストに撮影途中で亡くなったポール・ウォーカーの追悼シーンがあるのですが、ポール・ウォーカーへの愛情が十分に伝わりとても素晴らしかった。

思わず、ウルウル来てしまいました。このシーンを観るだけでも十分に価値のある作品です。

死去後は、撮影の中断の噂もあったそうですが、弟の出演やCGを使うなどして乗り切ったそうです。

やはりポール・ウォーカの遺作になったという影響は大きいでしょう。そして、メモリアル作品として素晴らしい出来になっていると思います。

鑑賞日：2015年11月