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洋画『マイ・インターン』

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ジュールズ（アン・ハサウェイ）は、ファッションサイトを経営・管理する会社を立ち上げ、僅か1年半で急拡大。CEOとして充実した日々を過ごしていた。

仕事と家庭を両立するパーフェクトな女性像そのものの彼女はまさに勝ち組だったが、ある日、試練が訪れる。

同じころ、40歳も年上のベン（ロバート・デ・ニーロ）がジュールズの会社にシニアインターンとして、来ることになり……。

評価：

アン・ハサウェイがキャリアウーマンとして活躍する映画といえば、『プラダを来た悪魔』（2006年）を思い出します。ニューヨークにあるファッション雑誌を発行する出版社を舞台にした話で共感する女性も多い作品だったと認識しています。

本作は、同じくニューヨークを舞台にファッションを扱っていますが、会社はイマドキのインターネットベンチャー企業。時代の移り変わりを感じさせます。

私はネットベンチャー企業に勤務していた経験があるのですが、本作品で表現されているベンチャー企業は「いかにも」なエピソードが豊富。日本もアメリカもベンチャー企業の体質としては変わらないんだなと感じました。嬉しいことがあった時、鐘をならしてみんなが拍手するなんてシーンは象徴的。

おそらくモデルとなる企業があり、現場から実際のエピソードを集めてきたんだろうと思いました。

そんなわずか創業1年半の若手ばかりのベンチャー企業に、70歳になるベン（ロバート・デ・ニーロ）がシニアインターンとして入社するという設定はユニークですね。意外性が何よりもあります。

最初は年上嫌いだったシュールズ（アン・ハサウェイ）が徐々にベンに信頼を寄せていく。そして、日々の仕事がどんどん忙しくなっていったシュールズは家庭をおろそかにするようになり、夫は浮気をするようになる…。

ストーリーは王道であり、予定調和な感じて特に大きな驚きはありませんでした。シュールズが仕事と家庭の間で悩むことがテーマになっているようで女性としては共感度の高い作品になっているのではないでしょうか。

落ち着いて安心して観ることが出来、共感する人も多いだろうなと思う反面、退屈だと思う方も一方ではいるのかもしれません。

アン・ハサウェイとロバート・デニーロの演技はやはり素晴らしく、観ていて安心感がありました。

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鑑賞日：2015年11月