トップページ洋画 > 【感想と評価】映画『アメリカン・グラフィティ』レビュー

アメリカの黄金期の一夜をドキュメンタリー風に描く

洋画『アメリカン・グラフィティ』

ジャンル:洋画 ドラマ 青春
視聴スタイル:DMM DVD/CDレンタル「借り放題シングル」
製作年(製作国):1973年(アメリカ)
収録時間:112分
出演者:リチャード・ドレイファス ハリソン・フォード チャールズ・マーティン・スミス ロン・ハワード ポール・ル・マット ウルフマン・ジャック
監督:ジョージ・ルーカス
製作:フランシス・フォード・コッポラ ゲーリー・カーツ
脚本:グロリア・カッツ ウィラード・ハイク ジョージ・ルーカス

 

 

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『アメリカン・グラフィティ』あらすじ

1962年。カリフォルニア北部の小さな地方都市。若者たちの唯一の気晴らしはカスタム・カーをぶっ飛ばしてガールハントすることだ。ボリュームいっぱいにあげたカー・ラジオからは町一番の人気者のDJ(ウルフマン・ジャック)のうなり声と「ロック・アラウンド・ザ・クロック」の弾むリズムが流れてくる。若者たちの溜り場は「メルのドライブイン」。そこに仲のいい4人が集まった。

 

17歳のカート・ヘンダーソン(リチャード・ドレイファス)の車はシトロエン、同じく17歳のスティーヴ・ボレンダー(ロニー・ハワード)の車は58年型シボレー、16歳のテリー・フィールズ(チャーリー・マーティン・スミス)はスクーターのベスパ、そして22歳のビッグ・ジョン・ミルナー(ポール・ル・マット)はドラッグ・レースのチャンピオンで31年型のカスタム・フォードのデューク・クーペに乗っている。今夜はその4人が顔を揃える最後の夜だった。

 

高校を卒業したカートとスティーヴが東部の大学へ進学するため、明朝町を去るからだ。バラバラに町を去った4人。カートは白いサンダーバードに乗った金髪の美人を目撃して一目惚れした。車のドア越しにチラッとビーナスのような微笑みを見かけただけだったが、明日はもうこの町にはいない、何としても言葉を交したかった。しかし思いがけないことからジョーをリーダーとする町のチンピラ・グループ、ファラオ団に引きづり込まれてしまうが、持ち前の機転のよさで難をまぬがれる。

 

スティーヴとカートの妹ローリー(シンディ・ウィリアムズ)は将来を約束した恋人同志だが、彼女にとってスティーヴとたとえ4年間でも離れて暮すのは耐え難い男としての将来を考えなければならないスティーヴと、彼を旅立たせまいとするローリーの間にトラブルが生じ、腹を立てた彼女は車から飛びおりて、若い男が運転する車に乗ってしまった。その頃、ビッグ・ジョンは13歳のオシャマな娘キャロン(マケンジー・フィリップス)を車に乗せなければならなくなっていた。最初、キャロンの姉をハントするつもりだったのが、どういうわけかビッグ・ジョンの隣に座ったのは、キャロンだった。彼は必死になってキャロンを車からおろそうとするが、くっついて離れない。そのうち、隣町のボブという男からドラッグ・レースを挑まれる。その車には偶然スティーヴと喧嘩別れしたローリーが乗っていた。

 

一方、テリーの方はスティーヴから借りたシボレーに乗ってご機嫌だ。その上、デビー(キャンディ・クラーク)というちょっとイカス女の子もハントできた。コーラでもおごろうとしたら「お酒の方がいいわ」という。手こずりながらも郊外に連れ出してネッキングに大成功。行為の最中に大事なシボレーを盗まれてしまい大あわて。最初の元気もどこえやらふっとび、意気消沈してしまう。だが、デビーと町をほっつき歩くうち、盗まれたシボレーは見つかった。

 

そして夜明け。郊外の人気のない道路では、ビッグ・ジョンとボブのカーレースが始まろうとしていた。テリーの合図によってスタート、その直後、運転ミスでボブの車は道路脇につっこんであっけなく勝負はついた。この出来事によって再びスティーヴとローリーは仲よくなった。カートはT・バードの美女に逢うことはできなかったが、ただ一人で放送を続けている人間的な魅力にあふれたDJに会うことができた。将来の不安を、この有名なDJは優しく忠告してくれた。「新しい人生だ。予定通り出発だ」。その翌日、カートだけが東部の大学生活に向かって旅立った。スティーヴはローリーとの愛を選んだのだ。

 

みんなに見送られながらカートの乗った飛行機は大空に消えようとしていた。/ビッグ・ジョン・ミルナーは1964年6月、酔っ払い運転の車に轢かれて死んだ。テリー・フィールズは1965年12月、ベトナム戦争におけるアン・ロク付近の戦闘で行方不明と報告された。スティーヴ・ボレンダーは現在カルフォルニア州モデストロで保険会社の外交員をつとめている。カート・ヘンダーソンは作家となって現在はカナダに住んでいる。

 

movie.walkerより

『アメリカン・グラフィティ』批評(ネタバレ)

評価:

 

処女作ではないものの、興行的に大ヒットし、ジョージルーカスが世の中に知られるきっかけとなった作品。

 

1962年のアメリカを描いており、ベトナム戦争の前で、アメリカが最も幸せであったともいえる時代です。

 

時間軸は、ある日の一夜の出来事。正直、ストーリーらしいストーリーはないものの、当時のアメリカの風俗がよくわかる内容になっています。大学生がナンパしまくり。異性のことしか考えていないのかなというくらい。

 

取り上げた題材と表現の仕方が魅力的で、ヒットした要因なのでしょう。

 

日本に置き換えると、バブル全盛期のとある夜を描いた作品ということになるのでしょうか?ちょっと違う感じもしますが。。

 

このように、ストーリーがハッキリしない点がやや残念。ストーリーというより、ドキュメンタリー的なみせ方になっているのが特徴です。

 

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鑑賞日:2016年4月

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