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邦画『日々ロック』

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勉強もスポーツもダメ、彼女ナシのパッとしない高校生だが、ロックを愛する心だけは人一倍強い日々沼拓郎（野村周平）。

友人に誘われバンドを結成した彼は卒業後、上京して伝説のライブハウスで活動し始めるが、なかなか客は集まらない。

そんな現実にもめげず熱いライブパフォーマンスを繰り広げていたある日、トップアイドル宇田川咲（二階堂ふみ）と出会う…

シネマトゥデイより

評価：

ロックミュージシャンを目指し、上京したものの、全く目が出ない、男が、なぜかトップアイドルに見初められてしまう。

凡人である男性とスター性のある女性との出会いというのは、「ローマの休日」パターンであり、共感する男性も多く、鉄板の設定なのではないでしょうか。

冴えない書店主とハリウッド女優の恋愛を描く『ノッティングヒルの恋人』なども思い浮かびます。

とびぬけた美女との恋というのは、やはり男性の憧れであり、序盤から主人公と同じ目線で楽しむことが出来ました。

ロックの世界は詳しくはないのですが、激しいサウンドとリズムに興味津々。なぜか、蛭子さんが出演していますが、まあ、遊び心なんでしょう。

そんな感じで話は進むのですが、後半、アイドルである宇田川咲がガンになり、余命僅かという展開になり、唐突さと、ありがちなパターンになってしまいました。

原作を読んでいないため、原作通りの展開なのかもしれませんが、ちょっと安易な方向に流れてしまったかなと・・・。出来れば、うまくラストまで引っ張って欲しかった。面白かっただけに終盤は惜しかったです。

役者さんの中で、スタジオで働いている町田町子という人物がいて、主人公がこの子を好きになるのですが、なかなか可愛かったです。

喜多陽子さんという方で、芸歴はまだまだ浅いようですが、これからの活躍をチェックしてみようかなと思いました。

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鑑賞日：2016年2月