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邦画『海月姫』

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人生において男は不要だと考えるオタ女子集団「尼〜ず」の面々が集まる、男子は立ち入り禁止のアパート天水館。

そこに暮らすクラゲオタクの月海（能年玲奈）は、熱帯魚ショップでひと悶着（もんちゃく）あったところをファッショナブルな女性に助けてもらう。次の日の朝、ひょんなことから彼女が女装をしていた蔵之介（菅田将暉）という男性だとわかって驚がくする。

それを機に、蔵之介は男性であることを秘密にし天水館に出入りする。月海たちと蔵之介が交流を深める中、天水館の取り壊しが決まってしまう…

シネマトゥデイより

評価：

コミック原作の映画化。元々、さほど期待はしていなかったが、全編を通して楽しめました。

まず、導入となる、設定が興味を惹かれます。

強度のオタク女子だけが住む、アパート「天水館」が舞台となるのですが、その住人達が強烈。

歴史好きや枯れ専、和の物好きなど、けっこうどこかにいそうなキャラクターをデフォルメしています。彼女たちの登場シーンだけで面白く感じます。

やがて、ストーリーの核は、「天水館」の取り壊しということに移っていきます。

ここで、地上げ屋サイドに片瀬那奈が登場するのですが、セクシーかつコミカルで印象が強い。存在感が際立つキャラクター設定となっていました。

後半やら終盤にかけては、ドタバタしていて非現実的でちょっと強引。このあたりが少し残念ではありますが、テンポが良く最後まで飽きずに観ることが出来ます。

演技面では、能年玲奈は『あまちゃん』に近い演技となります。こういう純朴な役はハマリ役といえそう。最近はプライベートなゴタゴタであまり新作に出てきませんが、演技を見てみたい女優さんの一人です。

また、菅田将暉が女装して出てくるのですが、なかなかキレイ。さすが演者といったところ。

何も考えずに笑って楽しむのに最適な映画かなと感じました。

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鑑賞日：2016年01月