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洋画『ラン・オールナイト』

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舞台はニューヨークブルックリン。主人であるジミーは、殺し屋として親友でもあるマフィアのボス、ショーンに長年仕えてきました。しかし、ショーンの息子がジミーの息子を殺そうとする現場に出会い、ジミーはショーンの息子を先に撃ち殺してしまいます。

ショックを受けたショーンはマフィア組織を挙げて、ジミーとその息子を殺害すべく動きたします…。

評価：

『96時間』シリーズで、海外ドラマ『24』のジャック・バウアーばりの無敵アクションぶりを魅せたリーアム・ニーソンが主演。話の骨格は『96時間』と全く同じのアクションクライム。家族愛も描いていますが、『96時間』は娘だったのが本作では息子との交流に。正直、既視感がぬぐえませんでした。

本作で印象的だったのは作品の雰囲気にあった映像美。画面からヒリヒリした感じが伝わり、ハードボイルドな雰囲気が良く出ていました。映像についてはハリウッドの一流の技術を反映させているといった印象です。

ストーリー自体はこの手のアクション物の域を出ず、食傷気味ではあったのですが、ラストが予定調和でなかったのは意外で少しショックを受けました。『96時間』のようにシリーズ化することはこの作品ではないでしょう。

リーアム・ニーソン演じるジミーの剛腕っぷりは見事。『24』『96時間』あたりの作品が好きな人であれば十分楽しめるレベルに仕上がっています。

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鑑賞日：2015年10月