トップページ ＞ 洋画　＞ 【感想と評価】『メイズ・ランナー』

洋画『メイズ・ランナー』

そびえ立つ壁や毎晩変化する構造を持つ謎の巨大迷路に月に1度、自分の名前以外何も覚えていないランナーが送り込まれてくる。

やがて団結し始めた彼らは迷路の仕組みを調査し脱出法を見いだそうとするが、迷路の扉が閉まる夜までに帰還しないと命の保証はない。

生き残りを懸け巨大迷路に隠された謎を解き明かそうとするランナーたちの運命は……。

シネマトゥデイより

評価：

気がついたら壁に囲まれている世界にいて、壁の向こうは巨大な迷路になっている。なぜ自分はここにいるのか、そもそも、自分の名前すら最初は覚えていない…。

突発的で謎だらけの状況で始まるこのストーリーは、大ヒット漫画『進撃の巨人』を彷彿とさせます。『進撃の巨人』にハマったことのある人は必ずやこの作品も気に入ることでしょう。

序盤から次々と謎が生まれていて、俄然興味がわきます。壁の中に囲まれているこの世界は一体何なのか…。

このようなたくさんの謎は、次の月、はじめて女性がこの世界に送り込まれることでじょじょに明らかになっていきます。

特に、女性が持っていた注射器を使うと、記憶を呼び覚ますことが出来、この世界の全貌がみえていきます。

後半は頻繁に壁の向こうの迷路に入り込むのですが、迷路の仕掛けがまたすごい。壁がクルクル回転して、通路を防いだり、謎の怪物が大量に発生したりして、スペクタクル溢れるシーンの連続です。

そして、脱出した迷路の先に待ち受けていた驚愕の事実…。

このような、先の読めない、予定調和のない話は、私はとても好きです。

まったくもって、「ワケガワカラナイ」世界が徐々に解明されていく過程はとてもスリリングでした。

この後、続編もあるようなのでとても楽しみです。

鑑賞日：2015年11月