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洋画『パディントン』

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ブラウン一家はある日、パディントン駅で「このクマをよろしくお願いします」と書かれたラベルを首からぶら下げた不思議なクマに出会う。

自分の家を探すためにペルーからやってきたというそのクマに、一家は駅の名前を取ってパディントンと名付け、彼が自分の住処を見つけられるまで家に住まわせてあげることにした。

初めての都会の暮らしに慣れることができず、たびたび騒動を起こしてしまうパディントンは一家の力を借りて自分の家を探そうとするが、博物館の剥製師ミリセントが彼を剥製にするために捕まえようと狙っていた・・・

Wikipediaより

評価：

元々は、マイケル・ボンドの児童文学作品『くまのパディントン』が原作になっているそうです。この作品自体はよく知らなかったのですが、クマのビジュアルは何となく見覚えがありました。

ちなみに、『パディントン』の名前はイギリスロンドンにあるパディントン駅に由来しており、キャラクターグッズを販売しているお店がその駅にはあるそうです。

Ｙａｈｏｏでの映画レビューにおいて、評価が高く、選択してみました。

ファミリー向けの作品で、子供ウケするギャグシーンも多い。全体のストーリーとしてはご都合主義的な展開もあります。

私の場合、どちらかというと、リアリティを追及する映画が好きなので、どちらかというと関心の薄い部類ではあるのですが、それでも全体的に楽しむことが出来ました。

関心したのは、伏線の張りかたとその回収が見事なところ。

序盤において、パディントンが掃除機を使って天井に吸い付いてみたり、ハトにマーマレード付きのパンをあげようとするシーンなどがあるのですが、これらが伏線となり、クライマックスで見事に生かされます。

とてもシナリオの完成度が高く、シナリオの見本のような作品だと感じました。

役者においては、ニコール・キッドマンはさすがの演技。

また、ウディアレンの『ブルージャスミン』で存在感をみせたサリー・ホーキンスがここでも何とも言えない存在感を出し、女優としてのオーラの強さを感じました。

鑑賞日：2016年1月